NPO法人と一般社団法人の違い
一般社団法人もNPO法人も、非営利を目的とした法人という意味では共通しますが、設立手続き、期間、費用、設立後の手続きなどにおいて違いがあります。
まず大きな違いは、一般社団法人が登記だけで設立できるのに対し、NPO法人は認可が必要だという点です。そのため設立までにかかる期間が一般社団法人が2~3週間であるのに対し、NPO法人では5~6カ月程かかります。
そして設立時の人数は、一般社団法人が社員2名以上で設立できますが、 NPO法人は10人以上必要です。
また事業内容に関しては、一般社団法人は基本的に法に触れなければどのような事業でも行うことできますが、NPO法人はNPO法に定められている20種類のみになります。
このようなことから一般社団法人はNPO法人に比べ、比較的設立しやすいと言えるでしょう。
NPO法人と一般社団法人の比較表
一般社団法人 | NPO法人 | |
---|---|---|
事業内容 | 制限なし | 20の特定非営利活動 (収益事業も可) |
設立手続 | 登記のみ | 所管庁認証+登記 |
設立時資金 | 不要 | 不要 |
設立者 | 社員2名以上 | 社員10名以上 |
役員 | 理事1名以上 (非営利型法人の場合、理事3名以上、監事1名以上) |
理事3名以上、監事1名以上 |
監督機関 | なし | 都道府県又は政令指定都市 |
設立期間 | 2~3週間 | 5~6カ月 |
設立法定費用 | 11万2000円 | 0円 |
毎年の報告 | 不要 | 毎年事業報告書を所管庁に提出 |